6. 誰の絵?
Whose Painting Is This?
Rakugo in English
English Rakugo Short Stories
by Kanariya Eiraku
Japanese translation
美術館での会話
L: すみませんが、この美術館の学芸員さんでいらっしゃいますか?
C: ええ、どうしました?
L: これ、誰の絵でしたっけ。絵はわかるんですが、画家の名前が思いだせなくて。
C: 奥さま、それはルノワールです。
L: あ、そうでした。この絵はどうですか?この絵、知っています。
「真珠の耳飾りの少女」。 小説にも映画にもなっていますよね。
でも、画家の名前が思い出せなくって。
C: 奥さま、それは、フェルメールです。
L: あ、そうでした、フェルメール。私の好きな画家です。
この絵はわかります。有名な絵ですよね。これはピカソでしょ。
C: いえ、奥さま、それは鏡です。
Script
A conversation at a museum
L: Excuse me, are you a curator of this museum?
C: Yes, I am. How can I help you?
L: Well, whose painting is this? I know the painting but I just can’t remember his name.
C: Ma’am, this is a Renoir.
L: Yes, yes. I knew that. What about this one? I know this painting.
This is ‘Girl with a Pearl Earring’.
There is even a novel and a film based on this painting.
But I just can’t come up with his name.
C: Ma’am, this is a Vermeer.
L: Yes, yes, Vermeer. He is my favorite painter.
I know this one.This is famous.This is a Picasso, isn’t it?
C: No, ma’am, it’s a mirror.
point
come up with 思いつく。
a Renoir、a Vermeerと名前に不定冠詞のaが付いているのは、一枚の作品、という意味でのaです。
ここではピカソの前に、ルノワールとフェルメールに登場してもらいましたが、好きな画家にして構いません。
ゴッホ(Van Gogh) やセザンヌ(Paul Cezanne)など、誰でも知っている画家がいいでしょう。
フェルメールは英語ではVermeer。発音が随分違うので、注意してください。
どこでやってもよく受けるジョークです。